〝ごま塩ちゃん〟から〝こはる〟へ そして他の子たちへ

 

あの子がお空へ。

立派な体型に短いしっぽ、クリクリの目に大きな耳。
おちよちゃん(本名ごま塩ちゃん)が眠りにつきました。

目も開いていないおチビだったおちよちゃん、よく生きてくれたね。兄弟であろうのりしおちゃんの分もたくさん食べて大きくなってくれたのかな。

「どの写真も使ってもらって大丈夫です。」
あの日のあたたかく優しいお見送りが、見てくれる誰かに伝わりますように。

おちよちゃんが初めての猫だったママさん。

おちよちゃんと男同士、本気でケンカし仲良くなったパパさん。
生まれたときから一緒に暮らしてきた、たっくん。

たっくんもたくさんお手伝いをしてくれました。
ママと一緒にお花を切り、肉球スタンプをペタンとし、たくさんのお花で包み、お口にお水を飲ませてあげました。

パパはシャッターチャンスを何度か逃しました。

ご家族の思うこと、ご家族がしたいように見送られるのが一番だと思います。

この日ご遠方からお越しいただきお寺をお借りしましたが、大袈裟なセレモニーではなく、優しい想い出の1ページになるような、そんな1日になったらいいなと思い、お手伝いをさせていただきました。

そして後日、お手元に届いた、おちよちゃんの肉球キーホルダーの写真を送ってくださいました。

パパのリクエストでしたが
「やっぱりもったいなくて持ち歩けない。」

おちよちゃん、なんだかまた会えそうな気がするよ。

それからしばらくが経ち、おちよちゃんが使っていたケージを届けてくださいました。

長年、外で生きてきた猫を家族に迎えたいとお話ししていたところ「好きなように使って、使わなくなったらどこか必要としている猫のいるところへ届けてください。」とおっしゃっていただき、甘えさせていただきました。

初めての家、初めてのケージにドキドキお怒りのこはる(外ではクロちゃんでした)

あれから2年。すっかり家にも猫たちにも慣れてくれました。ケージは卒業です。

おちよちゃんのケージは近くで保護猫活動をされている〝こねこの会〟さんへお届けしました。

ラグや新品のおもちゃは我が家から。シェルターにはたくさんの猫たちが暮らしており、里親さんの迎えを待っています。

こうしてつながった〝命のバトン〟

ご遠方から届けてくださり、組み立てまでしてくださり、手作りのお菓子もいただきました。おちよちゃんのママ、パパ、たっくん。本当にありがとうございました。

「いつかご縁があったら〝ミルクボランティア〟をしてみようと登録してきました。」

おちよちゃんはお空へ行ってしまったけれど、たくさんのことを教えてくれ、今もご家族の胸の温かいところにいます。これからもずっと。

 

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷうhttps://nijinokakehashi-poo.info/

気になるあの子〜あれから一年〜

昨年3月に我が家の一員となった、黒猫のこはるは今…。

早いもので、あれから一年が経ちました。人に捨てられたかもしれない妊婦猫が外で産んだ子です。八年近く、人の援助を受けつつ外で生きて来ました。母猫といつも一緒にしましたが、その子が天使になり取り残されました。そして我が家に引っ越して一年経った今の姿です。

お気に入りのストーブ前で、ゴロンゴロン。

「撫でなさいよ。」「手を止めるなんて許さなくってよ。」と威張っています。

先住猫ともこの通り。

中央がこはるです。

キャットタワーの最上階も制覇。

毎日しっかりごはんを食べ、トイレの失敗もなく、私がキッチンに向かうと先回りしてオヤツを待っています。オヤツは3にゃん仲良く同じものを食べていますが、超のつく早食いのこはる。他の子が残すのを至近距離で圧をかけながら待ち、負けて去った子のオヤツの続きを完食します。

自分の可愛さに気づいたこはる

我が家に来てすぐはケージで過ごしてもらい、その後一部屋フリーに。慣れてきた頃に先住猫たちと対面し、特にケンカもしなかったので完全フリーになりました。

猫たちには慣れても、私にはなかなか心を許してくれず、家庭内野良猫状態が10ヶ月。

「これでよかったのだろうか?」

自分の選択は間違っていたのか、こはるのためにならないことをしたのだろうか。

自信をなくしたこともありました。でもひたすら猫撫で声で呼びかけ続けてよかった!ちいさな作戦をいくつも練り実行してきてよかった!

外は寒くてもこはるは暖かくしている。何よりも猫たちと楽しそうにしているから。

うーんと長生きしようね。

まだまだたくさん楽しいことしようね。

そして、お爪切らせてね。

気になるあの子

 

これから新しい家族を迎えようとお考えのみなさん。

シェルターやボランティアさんの元には、たくさんの保護猫、保護犬が暮らし、里親さんの迎えを待っています。子猫、子犬だけではなく、成猫、成犬もいます。

ご自分の年齢を考え諦めている方も、穏やかな老猫、老犬の里親になる、という選択肢もあるのではないでしょうか。

生まれてきたみんなが誰かに愛され天寿を全うできますように。そして、感情のあるこの子たちに純粋な愛情をもらい幸せなのは私たち人間の方だと思っています。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

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犬と猫とママの手。

犬と猫とママの手。

昨年お見送りしたワンちゃんにお届け物をしに行ったら!

「今朝、保護した」

という仔猫ちゃんと、「あの子の面影がある」

と保護シェルターから迎えられ、すっかり家族の一員となったワンさんと会うことができました。

昨年見送ったワンさん。

みんなでバーベキューをしたとき、こっそりウナギを盗み食い!

5枚、6枚…?

叱るよりも、笑ってしまう。

普段はもちろん、濃い味のついたものは健康のため、食べさせていないけれど。

満足そうな顔に笑うしかない!見つかった時の表情も可愛いし!

鰻重のキャンドルをお届けに。

 

 

その数時間前に事件が!

神社を通りかかったところ、仔猫らしき鳴き声が。

怪しいダンボール。

開けてみると、やはり!

誰がどうしてこんなことを?

でも、それを考えていても目の前の命は救えない。

すぐに病院へ連れて行ったそうです。

目も鼻もグチュグチュ。それに細い!

ガリガリの仔猫です。

目や鼻は綺麗になりました。少し風邪っぽいけれど、今のところ命に別状はなさそうと先生。

もう家族に迎えることに決めていました。

でもご家族には、昨年保護シェルターから迎えたワンさんがいます。

仲良くなれるかなあ?

ワンさんは、ブリーダー崩壊なのか、人に捨てられたのか…。純血のラブラドールに見えるけれど、シェルターで暮らしていました。

「あの子と面影が重なる。」

面会し、トライアル期間を経て、家族になりました。

それから間もなく1年。パパと一緒にサークルで遊んだり、釣りに行ったり、バーベキューにも一緒に参加したり。撫でて欲しいときに優しい手が。話しかけたら応えてもらえる。

穏やかに笑顔で過ごしています。

そんなワンさんと仔猫ちゃんがご対面!

なんだ。全く問題なさそう!

ワンさん、新しい家族が増えたくらいじゃ動じない?  いいんだね。幸せは分け合うものなんだね!!

仔猫ちゃんは、今見るものが初めてのものばかり。

まだ落ち着くには時間が多少必要かもしれないけれど、このお家なら安心だね。

やせっぽっちのおチビちゃん。

いっぱい食べて、いっぱい遊んで、いーっぱい甘えて、人の都合で捨てられたことなんか、忘れてしまうんだよ!

キミはもう家族の一員。これからは5人家族。お空のお兄ちゃん、ここにいるみんなが優しく見守っているよ。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて

 

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

虹の架け橋ぷう 公式ホームページhttps://nijinokakehashi-poo.info/

天使からの警告。

我が家の猫たちはいわゆる〝元保護猫〟です。

親猫もわからなければ、生まれた日もわかりません。

縁があってうちの子になりました。元気に過ごしており、愛猫ぷうを見送って泣いてばかりいた私も普通に笑えるようになり、毎日の活力になっています。

 

この子たちが、普通にごはん食べて、トイレして、普通に寝ている。

それだけでじゅうぶん。居てくれるだけで幸せ。

そう思えるようになったのは、ぷうと過ごした時間があったから。いつか必ず別れがあると思っていても、実際に見送ると、居てくれたことがどれだけ幸せだったかと気づきました。

 

このブログは、「新しい家族を迎えることは悪いことではない」という内容にするつもりで書いては中断して(集中力の問題で)中途半端になっていたものです。

そんな時、1枚目の写真左の黒猫珠輝がオシッコをしていないことに気づきました。

我が家の猫用トイレは2つ。個別に分けています。

珠輝はシステムトイレ。引き出しが付いており、その中に専用のシートを敷いています。今使っているシートは厚手で1週間程もちます。ウンチはスコップで取り除き、オシッコはシートに落ちます。

もう1つのトイレはシンプルなもの。砂がオシッコを吸い固まりますので、ウンチ、オシッコ共にスコップで取り除きます。

オシッコが出ていないと気づいたのは、システムトイレのシートが綺麗だったからです。

でもそれはとても危ういことでした。

1週間もつシートは毎日交換していません。ですから…  タイミングが悪ければ、一昨日から出ていないのか、昨日からなのか、今日からなのかわからないことがあるのです。

こまめにチェックしなければ!

 

膀胱炎、尿路結石、尿路閉塞、腎不全… 

 

普通に食べてトイレして、普通に寝ているだけで幸せ。

 

〝普通〟ってすごいことでした。

知っていたつもりだったのに、気をつけているつもりでいたのに。

「猫  オシッコ 出ない」ネットで調べて呼吸の仕方を忘れそうになりました。2日出なければ死に至る可能性もある…!

夜から仕事で帰宅するのは深夜遅くになる予定でしたが、最悪の事態が起きたら…涙を抑え、急いで帰ることにしました。

車中では神様に祈り、ぷうに祈り、きっと大丈夫と念じ、念じ、祈り…。

帰宅すると、玄関に迎えにきてくれていた珠輝。ああ!よかった…!

そして数時間後、深夜遅くに珠輝がトイレに向かいました。

 

風雅に見守られながらオシッコした珠輝。

よかった…!

「まだ若いから大丈夫。元気だから大丈夫。」

油断していた私への警告。

この日からトイレチェックをこまめにするようになりました。

オシッコは出ているのか。ウンチは出ているのか。普段と違うことはないか。

チェックをするには、普段からトイレを清潔に保っていることが大前提。

そして、もし便秘気味だったら。

フードの見直し、水分を摂りやすい環境をつくる、適度な運動を促す(おもちゃで遊ぶなど)マッサージ、ブラッシングをしっかりしよう。便秘じゃなくてもしよう。

うちの子を守れるのは私だけ。

神様、ぷうちゃん。警告してくれてありがとう。この子を守ってくれてありがとう。ぷうが旅立ち、この子たちを迎えなんとか立ち直り、今がある。しっかりと〝今生きている子〟を守っていこう。今はそれが私にできる〝ぷうへの恩返し〟でもあるのだ。

 

「新しい家族を迎えるのは悪いことではない。」

それについては、また改めて書こうと思います。

 

虹の架け橋ぷう 公式ホームページhttp://nijinokakehashi-poo.info/

 

 

スコティッシュフォールドのりんこちゃん。

お客様からのお言葉

ブログ記載後

ありがとうございます(ah…)

読んでるだけなのに涙が出てきます(ah…)りんちゃん…(ah…)きっとこのサイトを読まれる方は万が一の時や、もしもの時を迎えてしまってる方が多いかと思います。そんなときに少しでも前を向いてもらえたらと思いました。
もしなら、うちで撮った写真、遺されたご家族の不安が軽くなればいいと思うのでひとつの例として、ホームページに載せていただいても構いません。なにか使えるものがあればですが。

「幸せのお裾分け」

 

 

 

わんちゃんねこちゃん里親探し隊

松本大学にて行われた梓乃森祭。

多くの方に保護犬・保護猫の存在、犬たち、猫たちが幸せに暮らすために活動するボランティアさんたちも譲渡会という形でブース参加されました。

 

ワンちゃんの保護シェルター

ゆめまるHAPPY隊さん

シェルターを卒業し幸せ掴んだワンちゃんとご家族。

 

本当の家族を待っています。

 

 

全ての猫たちが幸せになりますように

こねこの会さん

 

 

プチ地域猫活動を応援します

猫堂さん

 

ハナムラデザインの花村さん

虹の架け橋ぷうのホームページやパンフレットなどを作っていただいているイラストレーターの花村さんもボランティアとして参加されていました。

 

シェルターで暮らしていた〝保護猫〟ちゃんを家族として迎えた里親さんもお手伝いをされていました。虹の架け橋ぷうで旅立ちのお手伝いをさせていただいた、あの子のママさん。

遺棄された仔猫たちをミルクで育てる〝ミルクボランティア〟さんは家族そろって見に来てくださいました。最近育てた7兄弟はみんな本当の家族ができました!手離すのは寂しいけれど、その後幸せそうに暮らしているみんなの写真を見ると安心されるそうです。

 

動物を遺棄することは犯罪です。

みんな心があります。感情があります。人の都合で棄てられた命。この世界に生まれてきた全ての命が今日も明日も続きますように。

新しい家族を迎えようとお考えのみなさん、シェルターで暮らすワンちゃん、猫ちゃんたちの里親になるということも、選択肢に入れていただけたら。本当の家族の迎えを待っている子たちがいます。

 

 

チャリティーカレンダー2019

猫と犬のチャリティーカレンダー2019

カレンダーの売り上げは、シェルターで暮らす保護犬、保護猫たちのごはん代、医療費となります。

人の都合で棄てられた子。家族が先立ち行く場所ななくなった子。外で産まれ保護された子。迷子になりお家に帰れなくなったかもしれない子。

シェルターには、たくさんの犬、猫が暮らしています。

 

虹の架け橋ぷうは、チャリティーカレンダー販売促進活動をしています。

昨日は地元の飲食店、企業の社長さんたちの集まりに参加し、多くの方にこの子たちの存在を知っていただくためアピールをしてきました。

いつの日か「保護犬」「保護猫」という言葉がなくなりますように。

みんな幸せになるために産まれてきたのだから。