貴方は私の大切なプリンセス

あの子がお空へ。

 

穏やかで品があり、凛としていて、賢すぎるくらい賢い貴女。

こたつに入りたい時は、お布団をめくってもらうまで待ちます。
甘えん坊さんだね。

毎晩ママと一緒に寝ます。
普段はママの足元で。寒くなるとお布団の中でお互いに至福のときです。

 

出逢ったとき、貴女は不安でいっぱいだったと思います。
70頭を超える多頭崩壊現場から保護され、ママのところに来てくれました。

あの日から今日まで、1日1日を大切に育んできました。
そしてすっかり可愛い箱入り娘になりました。

「ヨーグルト」って言ったら、「ヨ」くらいからお目目きらきらさせていたよね。

 

お弁当にはヨーグルトサンド、鹿せんべい、焼き芋にボーロに、好物をたくさん詰めました。
お空のメルちゃんにもお土産を用意しました。
ふたり共、大切な娘です。

おしとやかな貴女にはお花がよく似合う。たくさんのお花で包みました。

 

メルちゃんの毛も保管されていました。ふたりそれぞれ、お守りに毛を納めました。

 

残せるものは、できる限り残したい。

 

 

時間が近づいてきました。日向ぼっこをしながら、家族写真を撮りました。いつかこの日を振り返られる日がくるのかな。

 

 

寂しいけれど、いったん送るよ。
幸せで濃い時間をありがとう。

 

 

 

あれから数ヶ月。

 

あの日カットしたあの子の毛とおひげが、お空のメルちゃんの毛とおひけが、それぞれ筆チャームになりました。

 

こうして形にしておけば、いつでも触れることができます。

 

また、あの日残しておいた肉球スタンプと、シルエットがフォトフレームに刻まれました。

シルエットの首元には、上品でお姫様タイプのあの子によく似合う、パールを。
ママさんが、わかりやすくイラストを送ってくださり、こうして形になりました。

ママから、可愛くてたまらない我が子への愛の告白。

「You are my cherished princess.You are the light of my life.

No one can take your place in the whole world.
I will love you for eternity.」

「貴方は私の大切なプリンセス。
貴方は私の人生の光。

世界中を探しても貴方の代わりはどこにもいない。
永遠に愛してるよ。」

 

多頭崩壊現場から保護されたあなたは、誰にも代わりは務まらない、ママにとっての唯一無二の存在になりました。

「可愛くてたまらない、自慢の我が子です!」