もう少し、もう少し。

あの日、私たちが見守る中静かに眠りについたキミ。

残ったフード、おやつ、トイレシーツもケージもみんな持って行ってもらおうと思っていました。

これからは私たちの胸の中にいる。そう思ったから。

だけど、あの日より、今日の方が寂しいんだ。いてくれて当たり前だと思っていた。介護もやれるだけのことはしたから、優しい思い出になっていくものだと…。

 

美人で頑固な性格のキミ。散歩に行っても、嫌だと思ったらテコでも動かなかったね。何度も抱っこして帰ったことがあったっけ。

ベランダで、外の景色を眺めるのが好きだったね。顎乗せポーズが可愛かったなあ。

私たち夫婦が並んで座っている時、妻が呼ぶと私の目を見て遠回りして妻のところへ行ったね。可愛いだけに残念だった。気を遣っていたのだろうけど。やはり母親には敵わない。

今年に入り、少しずつ調子の悪いところが増えてきました。週に3回の点滴、がんばったね。白内障の症状が見られたときは、コンタクトもしました。

少しでも長く生きて欲しいから、良いものと聞けばなんでも試そうと思いました。カナダから口内の健康にいいと言うエッセンスを取り寄せたり、何か変化が見られればすぐに先生に診てもらいました。そのたびにおとなしくつき合ってくれて、頑張り屋でいい子…。

 

全部忘れないよ。

 

ケージもみんな、もう少しここに。だってキミがいる気がするから。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

 

虹の架け橋ぷう 公式ホームページhttp://nijinokakehashi-poo.info/

 

 

「生前相談」

「うちの子が寝たきりになりました…」

「ここ1週間ごはんを食べてくれません…」

「病院で余命宣告を受けました…」

「もう充分がんばってくれた。もう苦しませたくない。楽にしてあげたい…」

考えたくないけれど、〝その日〟が近いかもしれない…。その日が来てしまったら、どうしようか…。出来る限りのことをしてあげたい。

 

愛猫の介護 〜トイレの話〜

 

「生前相談」

辛いけれど、がんばってくれているこの子、愛おしいこの子が安心して旅立てるように。

「うちの子が寝たきりになりました…」

どうしてあげたいですか?もし、お水を口に運んで飲んでくれるようであれば、まだまだ気力があるように思います。シリンジなどでお水やスープをあげてみてはいかがでしょうか。床擦れに気をつけてあげてください。今は床擦れ防止アイテムが色々とありますよ。また、ウォーターベッドのようなものに寝かせてあげるのもいいかもしれません。

寝たきりになったこの子のために

もしも、お水を飲んでも吐いてしまったり、嫌がったりするようであれば、先生に相談してみてください。もうされているかもしれませんが、何か他の方法があるかもしれません。セカンドオピニオン。このタイミングでは、その子の負担が大きいかもしれません。ご家族でよく相談をなさってください。

「ここ1週間ごはんを食べてくれません…」

いつものドライフードはもう食べ辛いのかもしれません。お湯でふやかしたり、ミキサーで細かくしてみてはいかがでしょうか。それでも食べてくれない場合、ウェットフードやスープ、液状おやつなどはいかがでしょうか。

ご家族の手からだったら…。うちは先生に相談したところ、「食べるならもう何をあげてもいいから好きなものを食べさせて。」と言われ泣きながら帰りましたが、元気だった頃食べたがった鶏のささみ、焼いた鮭やマグロをほぐして手に乗せたら少しずつですが食べてくれました。

お水を飲まなくなったらやめよう。そう考えていました。

私の気持ちは、可能性があるなら〝延命〟努力をしたい。でもシリンジからも手からもお水を飲むのを嫌がったら…その時は覚悟を決めようと思っていました。

先生によっては、自宅で点滴することをすすめてくださることもあります。通院は病院嫌いだったり、車が苦手だったりする子にとって負担も大きいかと思います。

レンタル酸素ハウス

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「病院で余命宣告を受けました…」

余命宣告…。目の前が真っ暗になる…。でも、まだしてあげられることがきっとあります。

この子が、残りの時間を穏やかに幸せに包まれて過ごせるように。

そしてご家族が、1日、1分1秒を優しい気持ちで過ごせますように。

心の準備をさせてくれる時間をくれたこの子に、ありがとう。

「2週間もつか…と言われましたが、2ヶ月一緒に過ごせました。」

あの子のママさんがおっしゃっていました。それまで以上に愛おしくて、優しい気持ちで過ごせました。気持ちの浮き沈みは激しかったのですが、がんばっているこの子の前では泣かないと決め、「がんばれ」とは言いませんでした。もう充分がんばっているのですから。

「もうがんばらなくていいんだよ。ママたちは大丈夫だから、あなたのタイミングでおやすみなさい。ここにいるから安心してね。」

「もう充分がんばってくれた。もう苦しませたくない。楽にしてあげたい…」

〝安楽死〟を選ぶご家族もいらっしゃいます。それまでどれだけ悩み出した答えなのか…。胸が痛みます。

安楽死を選ばれたあの子のママさん、おばあちゃんがおっしゃっていました。

「悔やんでいません。あの子もわかってくれたと思います。もう苦しませたくなかったから。」

そのお顔はとても穏やかで、まるで笑っているかのようでした。

「しいて言えば、本当は介護したかった。もっともっとしてあげたかった。静かに寝たきりになったのなら、オムツでもなんでも、どれだけ手がかかってもよかった。あの子が苦しんでさえいなければ。」

それぞれの選択。

虹の架け橋ぷうは、ちいさな家族の旅立ちのお手伝いをさせていただいています。でも、その日が来るまでその子とご家族が1日も長く穏やかに過ごせるよう願っています。いつか来る別れですが、その日まで…。

大切な家族だから最後まで愛をこめて

365日、24時間電話対応させていただきます。お急ぎでない場合、話すのが辛い…という場合、LINEでもご相談いただいています。

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そして、その時がきてしまったらどうしたらいいか…。ご相談承ります。

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最後まで見守ることが家族の務めだから。

夏の青空の下、あの子の旅立ちの準備をしました。

真っ白なお手手に黒い肉球、茶色くふわふわの大きなお耳。

ちょっと怖がりで繊細な性格。抱っこや撫でられるのはあまり好きじゃありません。

15歳。ちいさくて可愛いままだけれど、いつの間にかおじいちゃんになっていたんだね。

歯が弱くなり、内臓にも疲れが出ました。血尿も…。痙攣を起こし歯が抜けてしまった時は見ているのが辛かった…。この子が1番辛いはずなのに。代わってあげたい。

あの日、また痙攣を起こしました。代わってあげられるものなら…!

よくがんばったね。たくさん褒めてあげたい。病院が苦手なのに、一緒に行ったよね。

「痛い」とも「辛い」とも言わないから、どうしてあげたらいいかわからないこともあったけれど。

最後まで見守ることが私たちの務めだから。

私たちが先にいくわけにはいかないから。見守らせてくれてありがとう。看取ってあげられてよかった。ありがとう。

お弁当用意するからね。大好きなソーセージ、食べやすくしておくから。カリカリもおやつも入れておくからね。あの時抜けてしまったあなたの歯もちゃんと入れてあげるから、あとでゆっくり好きなだけ召し上がれ。

少ししかあげることができなかったアイスクリームもお口にちょんちょんしようね。

無口なお父さんがピースちゃんに持たせてあげたいというボールは写真にして持たせてあげました。

 

生まれてきてくれてありがとう

うちの子になってくれてありがとう

ちいさな体で頑張ってくれてありがとう

最後まで寄り添えてよかった ありがとう

もう頑張らなくていいんだよ

 

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「幸せのお裾分け」

「余命宣告を受けた‥」

振り絞るような声で話すママさん。顔見知りで、以前「うちの子自慢」をしたことがありました。

あの子が‥

落ち着いて、今できること、してあげられることを考えましょう。

その翌日、またご連絡をいただきました。食べられる物があるかもしれません。柔らかい物ならどうでしょう?好きな食べ物はなんですか?呼吸は苦しそうですか?もし、苦しそうだったら‥酸素ハウスの貸し出しをしてくれる所がありますよ。直接ご紹介させてもらうこともできますが、りんこちゃんが通っている先生もご存知なので、相談されては?

もし寝たきりになってしまったら、床ずれに気をつけてくださいね。お口の中も気をつけてあげてください。うちの子は重度の口内炎にしてしまい悔やみました。

それから約3ヶ月

「今朝亡くなりました‥一緒に寝ていて、看取る事ができました。」

伺うと、お気に入りだというフカフカベッドに可愛いお顔で眠るりんこちゃん。このベッドじゃなきゃだめで、同じ物を用意してもいつもここで。

「可愛いね、りんちゃん。ぜーんぶ可愛い。お手手もプニプニもぜーんぶ。」

話しかけながらも気丈に振る舞い涙をこぼさないママさんより先に泣いてしまい、横を向きながら話の続きを‥元気な時のりんこちゃんのお話聞いているから‥この3ヶ月どれだけ頑張ったのか、りんこちゃんも、ママさんも‥

天然の猫じゃらしとワラをお手手に持たせてもらってまるでスヤスヤ眠っているよう‥よく頑張ったね。ママさんがそばにいてくれて安心して眠りについたのかな。

数日後、ママさんからご連絡がありました。そして伺うと、車1台いっぱいになりそうなりんこちゃんの物が集められていました。

「保護猫ちゃんたちにあげてください。」

捨てるのは切ない。目につくところにあるのも辛い。誰かの役に立てるなら。

「りんこちゃんから幸せのお裾分けです。」

 

綺麗に洗ってあるトイレ、キャリーやベッド、カリカリ、おやつ、トイレシーツ。

「こんなにいただいていいのですか?何か残さなくて大丈夫でしょうか?」

「大丈夫。りんこちゃんは心の中にいるから。」

電池で動くおもちゃに最初はそろーりと近づいてきたにゃんこ。そして、また1にゃん、2にゃん。ワラワラと集まるにゃんこたち。

ここは譲渡型猫カフェもふもふさん。保護されここに来た猫たち。本当の家族の迎えをまっています。

「キミたちよかったね。先輩にゃんこのりんこちゃんからのお裾分けだよ。」

りんこちゃん、幸せだったね。ママの言葉響いたよ。お裾分けありがとう。

生まれてきたみんながあなたみたいに幸せにくらせますように。

 

大好きな日向ぼっこ。

「いよいよその時がきてしまうかも…」

ご連絡いただき、ママさんとお会いしました。1週間くらい前から、食べること、トイレに行くことができなくなってしまった…

「その時がきてもちゃんとしてあげられるよう、詳しく教えて欲しい。」

その数日後、ママに抱かれ静かに眠りにつきました。

 

時間がくるまでいつもの場所で日向ぼっこを。

たくさんお花を入れてあげよう。大好きなかつお節、焼き海苔、お気に入りのちいさなオモチャ持たせてあげよう。

「先月から病院で点滴をしてもらっていた…昨日は胸に溜まった水を抜いてもらった…」

「ししゃもを焼くとすぐに察して近くで待っていた」

ししゃも、今お家にありますか?お時間まだありますし、焼いてあげるのはどうでしょう?

ママさんの匂いのするもの、何か持たせてあげませんか?枕カバーや、ハンカチ…ママの匂いに包まれていたら、より安心して眠れるかも…

お手紙を書いてもらっている間にお花の準備を。そして、ししゃもが焼きあがりました。

焼きたてのししゃもはひと口サイズに切りました。

レモンちゃん、よかったね。好きなもの、いっぱいだね。お空にいるみんなに自慢できるね。

あたしはママにとっても愛されているの。

そうだね。あなたはママの宝物だもんね。またいつか会える日まで安心しておやすみなさい。

「事前にお話伺ったことで、心の準備が出来ました。しっかり送ってあげられることが出来ました。」

家族だから、きちんと送ってあげたい。出来るだけのことをしてあげたい。14年間ありがとう。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

 

老いてもオムツになっても。

食べるの大好き、なんでも食べる食いしん坊。落ちた物は僕の物!

ゴージャスな毛並みのハッピーちゃん。

いつまでも子供みたいだけれど…私たちの歳を超えていきます。

老いていく姿を見るのは時々切なくなるけれど、いつかくるその日…考えたくもないけれど。それまで1日でも1分でも長く一緒にいたい。好きなだけ生きて欲しい。

16歳くらいから、オムツをするようになりました。それでもごはんは大好き!

自分の足で歩きます。

けれど少しずつ、少しずつ、出来ないことが増えてきました。

おしっこが出なくなった時は覚悟しました。でも、持ち前の負けん気の強さで乗り切ってくれました。先生からも、気力があると褒めてもらったね。毎日点滴をしてもらいに通いました。

そして、いつものごはんが食べられなくなりました。魚や海老フライを少し。お水飲むのは家族でお手伝いします。スポイトで少しずつ。

「生きたい」と伝わってくるから。ゆっくり生きてもらいたいから。

ご家族の献身的な介護と本人の生きる力。あの日覚悟をしてから1ヶ月、よく頑張ってくれました。

食いしん坊のキミ。お弁当持って行ってね。国産の鶏と笹身スライス、いつものカリカリたくさん入れたよ。好きなだけ召し上がれ。

おじいちゃんになっても、オムツになっても可愛い家族。17年間ありがとう。生まれてきてくれてありがとう。生きることを諦めないでくれてありがとう。私たちに、少しずつ覚悟する時間をくれてありがとう。もう頑張らなくていいんだよ。

きっとまた逢える。それまでゆっくりしていてね。

大切な家族だから最後まで愛を込めて。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

 

この子のためにできること。

ある日、1本の電話が。

「うちの子が寝たきりになりました。遠からず、その日が来てしまうかもしれない。その時お願いできますか?」

つまり、(生前予約)です…。この電話をかけなければいけないご家族の心中は…。

その日が来るのが1日でも1秒でも先になりますように。そして、今できることを一緒に考えましょう。

床擦れしないように、硬いフードが食べられなくても柔らかいフードはどうでしょう?点滴、シリンジでお水を。 そして何より、側にいられる今を大切に…。

それから約1ヶ月、気にはなりましたがこちらからご連絡するわけにいかない職業。あの子はどうしているかな?食欲戻ったかな?ご家族はどうされているかな?奇跡は起きたかな?ご連絡がないのは元気な証。

しかし…。

ある晩電話が。

「いよいよかもしれません…。」

そしてその数日後。

「今眠りにつきました。」

翌日、お葬儀の打ち合わせのためご自宅に伺うと、たくさんのぬいぐるみに囲まれたはなちゃん。可愛いお顔をしています。

14歳5ヶ月。

いつものごはんが食べられなくなっても、これなら食べられるかも、柔らかいものなら食べられるかも、フルーツなら、あれなら…。

お家で点滴もしました。針を刺すときには胸がチクッと痛みます。でも、この子のためになるなら。この子が頑張ってくれているのだから。

この子のためならなんでもしたい。この子には私たちしかいないのだから。

人が大好きで、ワンコには興味がありません。体が大きいから、無邪気なだけなのに、たまに怖がられてしまうことも。失礼しちゃうよね?遊びたいだけだもんね!

いつまでも赤ちゃんのような存在だから、お父さんとお母さん、ふたりで出かけると必ずお土産を買って帰りました。どんどん増えたぬいぐるみ。中でもこの子たちがお気に入り。

食いしん坊で、好きなものがたくさんあります。ちくわ、ビスケット、ジャーキー、りんご。

りんごは可愛くウサギさんにしてあげよう。 「あと何が好きかなあ?」

最近はお散歩行けなかったから、明日はいつものお散歩道をまわってみよう。

お口にお水もね。

私たちが送ってあげられるのは、途中までだよ。

たくさん食べてね。お水も飲んでね。

子守唄代わりに、お経もあげてもらおうね。

はなちゃん、14年以上も一緒にいてくれてありがとう。「まだまだ一緒にいたい。」お父さん、お母さんの気持ちに精一杯応えてくれたね。

眠りにつくとき、お父さんの帰りを待ってくれてありがとう。見届けるのは辛いけど、見届けられないのはもっと辛かったかもしれない。お母さんひとりだったら…。

大きく少し硬いあなたのお手手

これからもずっと忘れないよ。またいつか逢えるよね。それまで待っていてね。大好きなあなたへ。