生前相談〜そのときが来てしまったら

「そのときが来てしまったら、何をしたらいいですか?」

 

〝生前相談〟をうけることがあります。

考えたくないけれど、そのとき慌てずしっかり見送ってあげたいから。心の準備をしておきたいから。後悔したくないから。

 

もしものときに備えて今しておきたいこと。

 

どんな送り方をなさるのか、ご家族の皆さんで

ご相談ください。

 

たくさんのお花で包んであげますか?

読経はどうされますか?

何を持たせてあげますか?何をお手元に残されますか?

離れて暮らしているご家族はお立ち会いできますか?

いつ、送ってあげますか?

 

虹の架け橋ぷうホームページ

お見送りプラン、メモリアルグッズなどご参考になさってください。

 

その時すぐにしたいこと。

お身体の向きを整え、お見送りする日まで可愛いままいてもらうために安置する準備をします。

手足を少しお体側に自然な形に曲げます。(完全に伸びきってしまっていると、お棺に寝かせてあげるときに困ることがあるからです。)

目や口を閉じてあげます。硬直が始まってしまう前にしてあげたい。お顔が横向きになっていたら、左右ともに確認し、舌が出ていたらしまってあげます。ウェットティッシュか濡らしてしぼったタオルがあるといいと思います。

タオル、保冷剤、トイレシーツ、バスタオルを使い寝かせてあげます。

いつも寝ているベッドや座布団などの下と上にトイレシーツを敷き、タオルかトイレシーツで包んだ大きな保冷剤を置き、寝かせます。頭が低くなり過ぎないように、小さな保冷剤を包んだタオルを枕にし、お顔が少し上向きになるようにします。そしてお腹全体が冷えるように、包んだ保冷剤をお腹の上や横に置きます。

猫ちゃん、うさぎちゃん、6kgくらいまでのちいさなワンちゃんでしたら、秋・冬はこのような方法で2〜3日は事足りますが、春・夏や気温の高い日でしたら、エアコンで室温を22度以下にしていただいた方がいいかと思います。人が肌寒く感じる温度です。保冷剤は溶けてしまう前に交換します。その時に、トイレシーツやタオルも交換します。お口やお尻から体液が出てしまうためです。

大きなワンちゃん、小型でもぽっちゃり体型の子、エアコンのない室内で安置する場合など、ドライアイスがあった方がいい場合があります。

ドライアイスの有効な使用方法

保冷剤はトイレシーツやタオルなどで包み使用してください。毛についてしまったり、霜でお体が濡れてしまうのを防ぐためです。

 

限りのある時間を大切に。

お見送りする前に、たくさん撫でて抱いてたくさん話しかけてあげてください。あっという間にそのときが来てしまいます。このまま一緒に過ごしていたいけれど、可愛いまま送ってあげたい…。

長い闘病生活で毛についた汚れが取れなかったら、水のいらないシャンプーで洗ってあげたり、洗面器にお湯を汲み、濡らしたタオルを強く絞り、汚れた部分をもう1枚のタオルで挟み叩き洗いをする。そしてドライヤーの冷風で乾かしてあげます。

床ずれや傷があれば、ガーゼやお洒落な布で覆います。お見送りまで日数がある場合は、1日1回は布を交換してあげた方がいいかと思います。シミや匂いが出てしまうと、あとあと後悔してしまうかもしれません。

気になること、ご心配なことがありましたら、何時でも大丈夫ですのでお電話ください。

070-1490-3588

 

虹の架け橋ぷうは、ペットではなく家族と考える皆さまのお手伝いをさせていただきます。

お見送りは、市営の火葬場を利用するため、深夜や早朝にご連絡をいただいた場合、はっきりと予定を立てられるのは8時半以降になってしまいますが、〝その時すぐにしてあげたいこと〟不安なお気持ちお聴きします。

〝どんな風に送ってあげるのか〟

一緒に考えましょう。そして、そのときが来てしまうのが、1日でも1分でも先でありますように。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

「生前相談」

「うちの子が寝たきりになりました…」

「ここ1週間ごはんを食べてくれません…」

「病院で余命宣告を受けました…」

「もう充分がんばってくれた。もう苦しませたくない。楽にしてあげたい…」

考えたくないけれど、〝その日〟が近いかもしれない…。その日が来てしまったら、どうしようか…。出来る限りのことをしてあげたい。

 

愛猫の介護 〜トイレの話〜

 

「生前相談」

辛いけれど、がんばってくれているこの子、愛おしいこの子が安心して旅立てるように。

「うちの子が寝たきりになりました…」

どうしてあげたいですか?もし、お水を口に運んで飲んでくれるようであれば、まだまだ気力があるように思います。シリンジなどでお水やスープをあげてみてはいかがでしょうか。床擦れに気をつけてあげてください。今は床擦れ防止アイテムが色々とありますよ。また、ウォーターベッドのようなものに寝かせてあげるのもいいかもしれません。

寝たきりになったこの子のために

もしも、お水を飲んでも吐いてしまったり、嫌がったりするようであれば、先生に相談してみてください。もうされているかもしれませんが、何か他の方法があるかもしれません。セカンドオピニオン。このタイミングでは、その子の負担が大きいかもしれません。ご家族でよく相談をなさってください。

「ここ1週間ごはんを食べてくれません…」

いつものドライフードはもう食べ辛いのかもしれません。お湯でふやかしたり、ミキサーで細かくしてみてはいかがでしょうか。それでも食べてくれない場合、ウェットフードやスープ、液状おやつなどはいかがでしょうか。

ご家族の手からだったら…。うちは先生に相談したところ、「食べるならもう何をあげてもいいから好きなものを食べさせて。」と言われ泣きながら帰りましたが、元気だった頃食べたがった鶏のささみ、焼いた鮭やマグロをほぐして手に乗せたら少しずつですが食べてくれました。

お水を飲まなくなったらやめよう。そう考えていました。

私の気持ちは、可能性があるなら〝延命〟努力をしたい。でもシリンジからも手からもお水を飲むのを嫌がったら…その時は覚悟を決めようと思っていました。

先生によっては、自宅で点滴することをすすめてくださることもあります。通院は病院嫌いだったり、車が苦手だったりする子にとって負担も大きいかと思います。

レンタル酸素ハウス

http://azumino-clover.com/

「病院で余命宣告を受けました…」

余命宣告…。目の前が真っ暗になる…。でも、まだしてあげられることがきっとあります。

この子が、残りの時間を穏やかに幸せに包まれて過ごせるように。

そしてご家族が、1日、1分1秒を優しい気持ちで過ごせますように。

心の準備をさせてくれる時間をくれたこの子に、ありがとう。

「2週間もつか…と言われましたが、2ヶ月一緒に過ごせました。」

あの子のママさんがおっしゃっていました。それまで以上に愛おしくて、優しい気持ちで過ごせました。気持ちの浮き沈みは激しかったのですが、がんばっているこの子の前では泣かないと決め、「がんばれ」とは言いませんでした。もう充分がんばっているのですから。

「もうがんばらなくていいんだよ。ママたちは大丈夫だから、あなたのタイミングでおやすみなさい。ここにいるから安心してね。」

「もう充分がんばってくれた。もう苦しませたくない。楽にしてあげたい…」

〝安楽死〟を選ぶご家族もいらっしゃいます。それまでどれだけ悩み出した答えなのか…。胸が痛みます。

安楽死を選ばれたあの子のママさん、おばあちゃんがおっしゃっていました。

「悔やんでいません。あの子もわかってくれたと思います。もう苦しませたくなかったから。」

そのお顔はとても穏やかで、まるで笑っているかのようでした。

「しいて言えば、本当は介護したかった。もっともっとしてあげたかった。静かに寝たきりになったのなら、オムツでもなんでも、どれだけ手がかかってもよかった。あの子が苦しんでさえいなければ。」

それぞれの選択。

虹の架け橋ぷうは、ちいさな家族の旅立ちのお手伝いをさせていただいています。でも、その日が来るまでその子とご家族が1日も長く穏やかに過ごせるよう願っています。いつか来る別れですが、その日まで…。

大切な家族だから最後まで愛をこめて

365日、24時間電話対応させていただきます。お急ぎでない場合、話すのが辛い…という場合、LINEでもご相談いただいています。

お急ぎの方はこちら 070-1490-3588

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そして、その時がきてしまったらどうしたらいいか…。ご相談承ります。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

虹の架け橋ぷう 公式ホームページhttp://nijinokakehashi-poo.info/

「幸せのお裾分け」

「余命宣告を受けた‥」

振り絞るような声で話すママさん。顔見知りで、以前「うちの子自慢」をしたことがありました。

あの子が‥

落ち着いて、今できること、してあげられることを考えましょう。

その翌日、またご連絡をいただきました。食べられる物があるかもしれません。柔らかい物ならどうでしょう?好きな食べ物はなんですか?呼吸は苦しそうですか?もし、苦しそうだったら‥酸素ハウスの貸し出しをしてくれる所がありますよ。直接ご紹介させてもらうこともできますが、りんこちゃんが通っている先生もご存知なので、相談されては?

もし寝たきりになってしまったら、床ずれに気をつけてくださいね。お口の中も気をつけてあげてください。うちの子は重度の口内炎にしてしまい悔やみました。

それから約3ヶ月

「今朝亡くなりました‥一緒に寝ていて、看取る事ができました。」

伺うと、お気に入りだというフカフカベッドに可愛いお顔で眠るりんこちゃん。このベッドじゃなきゃだめで、同じ物を用意してもいつもここで。

「可愛いね、りんちゃん。ぜーんぶ可愛い。お手手もプニプニもぜーんぶ。」

話しかけながらも気丈に振る舞い涙をこぼさないママさんより先に泣いてしまい、横を向きながら話の続きを‥元気な時のりんこちゃんのお話聞いているから‥この3ヶ月どれだけ頑張ったのか、りんこちゃんも、ママさんも‥

天然の猫じゃらしとワラをお手手に持たせてもらってまるでスヤスヤ眠っているよう‥よく頑張ったね。ママさんがそばにいてくれて安心して眠りについたのかな。

数日後、ママさんからご連絡がありました。そして伺うと、車1台いっぱいになりそうなりんこちゃんの物が集められていました。

「保護猫ちゃんたちにあげてください。」

捨てるのは切ない。目につくところにあるのも辛い。誰かの役に立てるなら。

「りんこちゃんから幸せのお裾分けです。」

 

綺麗に洗ってあるトイレ、キャリーやベッド、カリカリ、おやつ、トイレシーツ。

「こんなにいただいていいのですか?何か残さなくて大丈夫でしょうか?」

「大丈夫。りんこちゃんは心の中にいるから。」

電池で動くおもちゃに最初はそろーりと近づいてきたにゃんこ。そして、また1にゃん、2にゃん。ワラワラと集まるにゃんこたち。

ここは譲渡型猫カフェもふもふさん。保護されここに来た猫たち。本当の家族の迎えをまっています。

「キミたちよかったね。先輩にゃんこのりんこちゃんからのお裾分けだよ。」

りんこちゃん、幸せだったね。ママの言葉響いたよ。お裾分けありがとう。

生まれてきたみんながあなたみたいに幸せにくらせますように。

 

大好きな日向ぼっこ。

「いよいよその時がきてしまうかも…」

ご連絡いただき、ママさんとお会いしました。1週間くらい前から、食べること、トイレに行くことができなくなってしまった…

「その時がきてもちゃんとしてあげられるよう、詳しく教えて欲しい。」

その数日後、ママに抱かれ静かに眠りにつきました。

 

時間がくるまでいつもの場所で日向ぼっこを。

たくさんお花を入れてあげよう。大好きなかつお節、焼き海苔、お気に入りのちいさなオモチャ持たせてあげよう。

「先月から病院で点滴をしてもらっていた…昨日は胸に溜まった水を抜いてもらった…」

「ししゃもを焼くとすぐに察して近くで待っていた」

ししゃも、今お家にありますか?お時間まだありますし、焼いてあげるのはどうでしょう?

ママさんの匂いのするもの、何か持たせてあげませんか?枕カバーや、ハンカチ…ママの匂いに包まれていたら、より安心して眠れるかも…

お手紙を書いてもらっている間にお花の準備を。そして、ししゃもが焼きあがりました。

焼きたてのししゃもはひと口サイズに切りました。

レモンちゃん、よかったね。好きなもの、いっぱいだね。お空にいるみんなに自慢できるね。

あたしはママにとっても愛されているの。

そうだね。あなたはママの宝物だもんね。またいつか会える日まで安心しておやすみなさい。

「事前にお話伺ったことで、心の準備が出来ました。しっかり送ってあげられることが出来ました。」

家族だから、きちんと送ってあげたい。出来るだけのことをしてあげたい。14年間ありがとう。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて。

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう