どんぐりの分骨キーホルダー

どんぐりの分骨キーホルダー

1,320円(税込)

 

お散歩が好きなあの子

コロコロ転がるおもちゃが好きなあの子

木の実が好きなあの子

まるで本物のような可愛らしいどんぐりに小さなお骨を収めていただけます。

紫、銀、赤、金、ピンク色の鈴かクローバーのチャームがお選びいただけます。

 

 

乳歯やお爪、毛を収めていただくこともできます。

 

 

【サイズ】約縦3.1cm 横2.2cm

【内部サイズ】約1.3cm

【素材】木

お爪、歯、尻尾の先や指先などの小さなお遺骨を収めていただけます。

ステンレスやアルミではなく温かみのあるカプセルをお求めのご家族におすすめの分骨入れです。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

信楽焼分骨入れと置き物

信楽焼置き物

分骨入れは底に直径1cm弱の空間があり、小さなお遺骨をお収めいただけます。

13,200円(税込)

ご注文いただいてからお渡しまで8ヶ月程度のお時間をちょうだいします。

 

ご注文の手順

•お写真をご準備ください。

正面、横顔(左右)後ろ姿等目の色、毛色、特徴のある模様、尻尾などのわかるお写真を数枚ご準備ください。

•ポーズ お座り 伏せ 立ち姿など お伝えください。

•オプションで首輪やバンダナを着けることも可能です。ご希望の愛用品がありましたらお写真をご準備ください。

※首輪、バンダナ(無地) 1,320円

※模様あり 別途(応相談)

 

お家に帰った子たちのご紹介

トレビちゃん

 

クッキーちゃん

 

ムックちゃん

 

もこ太ちゃん

 

福ちゃん

 

ちゃー太ちゃん 

※オプションで壁をガリガリするポーズ

+3,300円

 

〝伏せ〟のポーズ

 

〝香箱座り〟

 

分骨入れ 

底はこうなっています。猫ちゃんや小型のわんちゃんでしたら、小さな歯や爪、尻尾の先などが収められます。大きなわんちゃんでしたら爪や小さな歯の欠片などが収められます。

 

 

笑顔の可愛い福ちゃん。毎年ご命日には寺院で法要を執り行い、そのあと個室のあるお店でお食事をします。もちろん小さな福ちゃんも一緒です。

 

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こんな世界があったら

先日、松本平で見えた虹の橋。

あの子たちは、今どんな世界にいるのだろうか。聞かれたことがあります。

あの子は今どこにいますか?

答えることはできませんでした。でもその場にいらしたご住職がおっしゃいました。

「私たちが忘れない限り、これからもずっと心の中にいる。」

忘れない。忘れたくない。

でも時間は流れていくし、私たちはずっとそこにいることはできません。

それにあの子もきっとそこに大切なご家族が止まっていることを望んではいないはず。

時間がどれだけかかっても、少しずつ少しずつ

あの子が大好きなご家族のいつもの笑顔が見たいはず。

 

こんな世界があったら。病気や空腹とも無縁のキラキラした世界。そこにはみんながいる。

どの子もみんな幸せに満ちている。

誰も、誰かのことを責めたりしない。

お母さん、自分を責めないで。お父さん、心配しないで。お兄ちゃん、お姉ちゃん、これからも続く長い人生笑って過ごしてくれたらそれが1番嬉しいんだよ。

 

 どこにいても、今もこれからもずっとずーっとキミたちが幸せでありますように。

 

リーフレットのリニューアルに伴い、イラストを一新しました。モデルになってくれた子たち、ご家族のみなさまありがとうございました。

 

虹の架け橋ぷう

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そうと見えないお骨つぼカバー

可愛い!手編みのお骨つぼカバー

作家さんが丁寧に編んだ可愛くて美味しそうなお着替えです。

野菜シリーズ

メロン・トマト・レモン

 

果物シリーズ

文旦・いちご・青りんご

※オプション みかんの花・てんとう虫も可愛い

 

カラフルなりんごたち

 

洋梨・りんご

 

鳥かご

※こころん(分骨入れ)は含まれません。

 

どんぐり・ひまわりの種

※こころん(分骨入れ)は含まれません。

 

なかなか手離すことのできない大切な子。

時間と共に、いかにもお骨という見た目よりも可愛いもの、肌触りのいいものにお着替えしてあげたい、というご相談が増えてきています。

あの子の好きだった果物のお着替え、あの子に似合う可愛いお着替え。

手を合わせることも大切ですが、あの子が好きだっただろう、いつもの明るい声で笑いかけてあげたい。

ご家族に明るい笑顔が戻る日がきっとくると信じて。

 

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分骨壷、身につけられる分骨アクセサリー

 

あの子を近くに感じていたい

 

 

天使のカケラ

ビーズのみ:4,500円〜

天使のカケラ  天使のカケラ 勾玉

分骨カプセルキーホルダー

ポーチ付き 1,650円

軽いアルミ製のカプセルです。ポーチに収めお渡しいたします。

分骨カプセルネックレス

ポーチ付き 3,800円

ステンレス製のちいさなカプセルです。ポーチに収めお渡しいたします。

ゴールド、ブラックからお選びください。完全防水ではありません。

ステンレス製ミニ骨壷

小サイズ 2,500円 大サイズ 4,980円

 

クリメイションジュエリー

ネックレス8,600円 キーホルダー8,600円

ステンレス製の分骨ネックレスとキーホルダー。ちいさなお遺骨、もしくはお遺灰をお収めしていただけます。付属品:専用ドライバー

 

珪藻土骨壷

  1.5寸:1,100円 カバー付き:3,000円

  2寸:1,500円 カバー付き:3,400円

  3寸:2,530円 カバー付き:4,700円

※写真は1.5寸 インコちゃん・ハムスターちゃんは全骨お納めできる大きさです。

シリコン付き骨壷

2寸:ラスターホワイト・ラスターブルー・イエロー・ピンク     3,300円

2寸:桜 4,000円

3寸:ラスターホワイト:ラスターブルー・イエロー・ピンク  3,800円

 

信楽焼分骨入れ・置物

小サイズ:8,800円  大サイズ:13,200円

写真を元におつくりします。分骨入れには、ちいさな歯や尻尾のお骨を1〜2個お収めいただけます。その子のポーズなどによりお骨をお収めいただくスペースの大きさは異なる場合があります。

オプションにて、舌の見える表情にしたり、首輪をつけたりお洋服を着せてあげることができますが、ちいさな焼物のため細かな模様などは再現できない場合があります。

オプション:1,320円〜

小サイズ:4〜5cm(ポーズにより異なります)

大サイズ:8〜10cm(ポーズにより異なります)

例:舌出しポーズ、頭にお花の飾り+2,640円

正面から見たお顔、横顔、後ろ姿、尻尾やお耳、毛色がはっきりわかるお写真をご準備ください。

 

おやすみAngel 小さなゆりかご

4,500円(カプセル付き:5,500円)

羊毛フェルトのお顔とお手手、尻尾も可愛い、分骨カプセルを収めていただける置物です。

 

こころん

ちいさな子の分骨入れ 3,300円

ハムスター・セキセイインコ・オカメインコ・シマリス・亀・ハリネズミ

 

食いしん坊だったあの子の可愛らしい歯を1本だけもらおうかな。

ぶんぶん振って嬉しいって伝えてくれた尻尾のお骨を少しもらってもいい?

遠方であなたを想うお姉ちゃんにも分けてあげていい?

これからもずっと残る、あなたの生きた証

 

同じ時を生きてくれてありがとう。

 

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旅立つあの子に持たせてあげたい

 

旅立つあの子に、あれも持たせてあげたいし これも持たせてあげたい。

ハムスターのエルちゃんのお弁当

 

トイプードル チョビちゃんのお弁当

 

(お体のちいさな子にはちいさなお弁当を持たせてあげます。)

ご家族の匂いのするハンカチをお顔にかけてあげたり、お洋服を少し持たせてあげることもできます。ボタンやファスナー等のついていないものをご準備ください。

お手紙

 

おもちゃの写真や家族写真

 

 

持たせてあげたいけれど持たせてあげられないものは、写真にして持たせてあげることができます。お遺骨を綺麗に残してあげるため、また環境保全のためにも持たせてあげられないものがあります。

 

 

持たせてあげられないもの

陶器、ステンレス、プラスチック製の器

綿やプラスチックの詰まったおもちゃ、プラスチック、ゴム製のおもちゃ、紙や布以外で出来たお守り

(猫じゃらしはプラスチック性の棒だけ切り離していただくと持たせてあげられます。)

缶詰

(缶やパウチから中身を出し、紙コップや紙製の箱に移していただくと、持たせてあげられます。)

保冷剤、ドラアイス

お見送りする前に全て取り除きます。

リード、首輪

(布製のシュシュやバンダナは持たせてあげられます。)

籐製のバスケット

「思い入れのあるバスケットをお棺にしたい。」そうお考えのご家族もいらっしゃるのですが、お遺骨を綺麗に残してあげるために、お断りしています。

虹の架け橋ぷうのお見送りプラン全てにお棺が含まれています。

おまかせプランはダンボール製のお棺を、家族葬、そのほかのプランは柳製のバスケットをお棺としています。※大型犬ちゃんは全てのお見送りプラン共通でダンボール製のお棺になります。

 

 

持たせてあげられるもの

お花

トゲがあるもの、赤いもの、色の濃いものは入れてはいけない…とも言われていますが、トゲや茎は切ってしまいます。血を連想する赤は…と言われますが、その子に似合う色、ご家族のお好きな色のお花で包んであげてください。

色の濃いお花をたくさん入れると、お遺骨に色素がついてしまうとも言われていますが、少量であれば気にならないかと思います。

たった1度のお見送りです。たくさんのお花で包んで送ってあげたいご家族はには、想い花プランもおすすめです。お好きなお色やイメージをお伝えください。

ご自宅のお庭に咲いているお花ももちろん大丈夫です。

(蟻などの虫がついていることがあります。可能であれば水洗いしていただき、水気を軽く拭き取っていただくと安心です。茎を切りご準備ください。)

 

大好きなお家やお庭、いつものお散歩道の写真

お家やお庭、ドライブ好きな子には車やいつも見ていた景色の写真を持たせてあげるのはいかがでしょうか。

お散歩道に咲いていた四葉のクローバー、いつも好んで食べていた草を持たせてあげたご家族もいらっしゃいます。

 

大好きなごはんやおやつ、アレルギーがあったり健康を保つために食べさせてあげられなかったものも、持たせてあげてはいかがでしょうか。

お顔には、ご家族の匂いのするハンカチをかけて安心させてあげたい。

 

※こちらに記載したものが全ての火葬場で可能とは限りません。他の業者さんにご依頼される場合はそちらにご確認ください。

 

そのほかにも持たせてあげたいものがありましたら、ご相談ください。

 

大切な家族だから最後まで愛を込めて

 

ちいさな家族にありがとう 虹の架け橋ぷう

公式ホームページ

https://nijinokakehashi-poo.info/

お庭から寺院の合祀墓へ ちいさな家族の眠りの場所

ちいさな家族の眠りの場所

「人の手が入る前に掘り起こしてきちんと供養してあげたい。」

数年前にご自宅敷地内に埋葬したあの子を工事が始まる前にお墓に埋葬し直したい。

ご連絡をいただき、打ち合わせを兼ね現地の確認に伺いました。

陽当たりのよい場所、柔らかな土に、首輪をした石と、お気に入りだったと思われるボールが3つ置かれていました。

梅雨が明けたら工事が始まり、他人の手が入ります。その前にお遺骨を掘り起こし、寺院の合祀墓に移してあげたい。

梅雨の合間の晴れた日に決行しました。前日はよく降り、心配だったためもう一度現地確認に。そして当日。ご家族のみなさんも長靴を履きに手袋をして準備は万端です。

ご住職による読経。手を合わせ見守ります。いよいよ始めます。まずはスコップで大きく土を掘り、お父さんの記憶を頼りにさらに掘り進め、最初のお遺骨が見つかってからは丁寧にゆっくり手で掘り進めました。そこからは役割分担を。お母さんたちには、土から細かな石や小枝などを分けていただき、お父さんには引き続き大きく空いた穴をさらに掘り進めていただきました。私は分けていただいた石などとお遺骨を水で洗いながら分ける作業に取りかかりました。

色々なパターンを想定し、この日お願いして来てもらった助っ人さんもお父さんと一緒に力作業をしていただきました。

曇り空ではありましたが梅雨時期特有の蒸し暑い日。汗でベタベタですがどなたも休もうとなさらず心配に。持参したペットボトルをお配りし、休憩していただくようお願いしましたが、みなさん真剣に向き合い手を止めることはありませんでした。

そうしてそれぞれの作業が進み、ひと段落しました。

7年間、あの子が眠っていた場所をきれいに元の状態に戻し、ご住職に丁寧に読経をあげていただきました。

お遺骨はどの程度残っているのか、そしてその状態はいかがなものか、ご依頼をいただいてから心配で同業の先輩方に意見を伺ったり、想定できる全てのパターンに対応できるよう準備を進めてこの日を迎えましたが、とてもしっかりと綺麗に残ってくれていました。

立派な歯もそのまま、可愛らしいお顔を撫でるお父さん。もしかしたら手離すのが惜しくなってしまったのではと念の為伺いましたが、予定通り、寺院にご納骨されることになりました。

 

松本市 観音寺

シャワー、お昼の時間をとり、午後は寺院にてご納骨式が執り行われました。

観音様の石碑の下にはたくさんの子たちが眠っています。最後まで誰かに愛されてきた子たち。今日からここがあの子の眠りの場所となります。

お家から少し離れますが、またいつでも会いに来れる場所。

元気いっぱい、やんちゃだったというあの子。
ふわふわで大きく見えるけれど、濡れると細くなっちゃうあの子。

15歳で病気知らずだったというあの子は、無邪気な笑顔のまま、これからもずっとご家族の心に。

たくさんの幸せをありがとう。

また会いに来るからね。ゆっくりおやすみ。

 

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〝ごま塩ちゃん〟から〝こはる〟へ そして他の子たちへ

 

あの子がお空へ。

立派な体型に短いしっぽ、クリクリの目に大きな耳。
おちよちゃん(本名ごま塩ちゃん)が眠りにつきました。

目も開いていないおチビだったおちよちゃん、よく生きてくれたね。兄弟であろうのりしおちゃんの分もたくさん食べて大きくなってくれたのかな。

「どの写真も使ってもらって大丈夫です。」
あの日のあたたかく優しいお見送りが、見てくれる誰かに伝わりますように。

おちよちゃんが初めての猫だったママさん。

おちよちゃんと男同士、本気でケンカし仲良くなったパパさん。
生まれたときから一緒に暮らしてきた、たっくん。

たっくんもたくさんお手伝いをしてくれました。
ママと一緒にお花を切り、肉球スタンプをペタンとし、たくさんのお花で包み、お口にお水を飲ませてあげました。

パパはシャッターチャンスを何度か逃しました。

ご家族の思うこと、ご家族がしたいように見送られるのが一番だと思います。

この日ご遠方からお越しいただきお寺をお借りしましたが、大袈裟なセレモニーではなく、優しい想い出の1ページになるような、そんな1日になったらいいなと思い、お手伝いをさせていただきました。

そして後日、お手元に届いた、おちよちゃんの肉球キーホルダーの写真を送ってくださいました。

パパのリクエストでしたが
「やっぱりもったいなくて持ち歩けない。」

おちよちゃん、なんだかまた会えそうな気がするよ。

それからしばらくが経ち、おちよちゃんが使っていたケージを届けてくださいました。

長年、外で生きてきた猫を家族に迎えたいとお話ししていたところ「好きなように使って、使わなくなったらどこか必要としている猫のいるところへ届けてください。」とおっしゃっていただき、甘えさせていただきました。

初めての家、初めてのケージにドキドキお怒りのこはる(外ではクロちゃんでした)

あれから2年。すっかり家にも猫たちにも慣れてくれました。ケージは卒業です。

おちよちゃんのケージは近くで保護猫活動をされている〝こねこの会〟さんへお届けしました。

ラグや新品のおもちゃは我が家から。シェルターにはたくさんの猫たちが暮らしており、里親さんの迎えを待っています。

こうしてつながった〝命のバトン〟

ご遠方から届けてくださり、組み立てまでしてくださり、手作りのお菓子もいただきました。おちよちゃんのママ、パパ、たっくん。本当にありがとうございました。

「いつかご縁があったら〝ミルクボランティア〟をしてみようと登録してきました。」

おちよちゃんはお空へ行ってしまったけれど、たくさんのことを教えてくれ、今もご家族の胸の温かいところにいます。これからもずっと。

 

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記憶だけでなく記録も残したい。

「意外と写真がない。後ろ姿や横顔、全身が写ったものがない。」

「もっと撮っておけばよかった。一緒に写ったりしておけばよかった。」

 

 

〝後悔していること〟

としてよく耳にします。私もそうです。まめに撮っているつもりでしたが、いざ探してみると尻尾や耳が見切れていたり、立ち姿がなかったり、一緒に写ったものなどほぼありませんでした。

今はメモリアルグッズも充実し、写真からつくるフォトフレームやクッション、焼き物の分骨入れ、またお位牌などもあります。インターネットで数あるグッズから好きなものをつくられるご家族も多くいらっしゃいます。

さて、グッズを選び、いざ写真を…

なかなかいい写真がない…

私も「もっと撮っておけばよかった。」と悔やんだひとりです。だから今いる子たちはしっかり記録も残したいと思っています。

 

 

全身を写す。

 

尻尾の端まで写す。

 

ちょっとおぶすな表情もキメ顔も。

 

肉球や目の色も。

 

可愛い手手も。

 

あの子の勇姿も。

 

みなさんから伺ったお話と私の経験からですが、必ずしも写真を残したいわけではないと思います。でも、今を記録しておきたいとお考えのご家族、シニアになり意識し始めているご家族の方にはご参考にしていただけたらと思います。

ワンちゃんのお散歩中、いつも写真を撮るのがお父さんだったら、「代わるよ!」と声をかけてあげてください。

 

可愛いあの子を記録にも残したい。

 

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黒猫のサンタちゃん。

2020年12月25日

ちいさな黒猫が庭に倒れていました。ねずみ捕りの罠にでも引っ掛かってしまったのか、その体は所々毛がなく、足の甲や踵は骨がむぎ出しになっていました。毛の少ない尻尾はか細く、下半身はウンチまみれです。お尻には男性の親指くらいのコブのようなものがありました…。

こんなにぼろぼろな猫は見たことがありませんでした。ひとまず玄関に入れ、ストーブを用意しました。新聞紙を敷きつめ、段ボール箱にも新聞紙を敷きちいさなハウスを置きました。

魚味の猫用フードを与えると、よほどお腹が空いていたのか、目やにの混じった涙を滲ませ食べました。生きられるのだろうか。それに、うちでは面倒を見切れない。

 

「今にも死んでしまいそうな猫がいる。安楽死と火葬を頼みます。」

 

私は旅立ちのお手伝いをさせていただく葬儀屋です。でも〝安楽死〟はもちろん私のできることではありません。信頼できる獣医師さんに相談する前に直接会いたいと申し出ました。

初めて会ったその子は、想像以上に痛々しい姿でした。成猫のようですが子猫のような華奢な体…。意志とは関係なく柔らかいウンチが出てしまうようです。玄関に敷き詰めてある新聞紙もウンチまみれ、血液も混ざっているようでした。

でも、目に力があります。

可愛らしい声でちいさく鳴き、私の足に擦り寄ってきました。初めて会った私に甘える様子にも驚きました。

どこでどう生きていたらこんなにボロボロになるのか…。よく事故に遭わず、生き延びてきたね。ここで倒れるまで、この寒い中、細い足で歩きさまよい助けを求めて辿り着いたんだね。人に甘えることを知っているんだね。応えてくれる人が以前はいたの?

ごはんを食べる姿を見ながら、一度病院へ一緒に行き診てもらおうとお願いしました。

 

ひと通り検査をしてもらうと、猫エイズ、白血病共に陽性…。そしてお腹には回虫とマンソンがいました。上顎は炎症をおこしており、お尻のコブのようなものは原因がわかりませんでしたが、少しでも触れると悲鳴をあげました…。

まさに満身創痍…。

病気だから人に捨てられてしまったのか、人に捨てられ彷徨ううちに病気になってしまったのか、本当のことはわかりません。わかることは、こんなにボロボロになっても、今生きているということ。生きようとする力があるということでした。

「うちでは飼えない。」

そう言いながら、玄関に敷いた新聞紙をペットシーツに替え、トイレを新調し、アンカを入れたハウスを作ってくれていました。

保護から1ヶ月。4回目の通院日にお迎えに行ったときの黒猫ちゃん。

黒猫だから仮に〝クロ〟とされていたカルテに名前が書かれました。

クリスマスに出逢ったから〝サンタ〟にしよう。

骨が見えてしまっていた足や尻尾が毛で覆われるようになりました。お尻は痛がりますが、少しずつ良くなっているようにも見えました。初めて病院に行ったときに教えてもらった薬の飲ませ方。慣れない手つきで試行錯誤しながら、毎日飲ませています。

迎えに行くと、少しだけ抵抗するものの、おとなしくキャリーに入ってくれました。1週間おきに病院へ。

もう、サンタちゃんの〝お父さん〟と呼んでいいですね?自然な流れでした。

ステロイドや抗生剤、療養食、通院を続けていくうちに、少しずつ体重も増えていきました。

お父さんは3階建のケージを購入。でも狭そうで可哀想と言い、ケージは保護猫シェルターへご寄付され、サンタちゃんには専用部屋を用意しました。

 

キャリーに入る→病院へ→お家に帰れる

少し我慢してもらいますが、ちゃんと家に帰れると理解しているようで、診察が終われば自らキャリーに入りたがりすぐに落ち着きました。

出逢ってから2ヶ月半

3月に入り、ついに4kgを超えました!

このときは一緒に喜び、そしてこのまま回復して行くと信じていました。口の中の炎症もきれいに治り、あとは下痢が治れば。ワクチンや去勢手術も近いうちに。たくさん抱っこもしよう。

4月に入っても4kg台を維持し、3種混合ワクチン接種までこぎつけました。通院は2週間おきに。下痢はまだ続いています。原因がわかりません。拭いてあげても柔らかいウンチはすぐに体を汚してしまいます。

6月に入り食欲が落ちてきました。トイレに籠っても思うように出ないのか周辺にもらしてしまうことが増えました。この頃から少しずつ体重が落ちていきました。療養食は色々試した上で、これ以上痩せてしまわないように、食いつきを重視することにしました。

 

11月になりました。体重は3kg台を維持していますがずいぶん軽く感じます。下痢は続いておりよくお尻を舐めています。そしてまた…足の毛が薄くなり、踵の骨が見えてきました…。鼻も口も赤っぽく、かさぶたのようになっていました。薬を減らし、食べられるものを与えるようになりました。

「長くは生きられない気がする。だったらなんでも食べさせた方がいいんじゃないか。」

 

下痢は治してあげたいけれど、好きなものも食べさせてあげたい。サプリメントを混ぜたりしながら体重が減らないように気をつけていました。

また小さくなったように思います。でも撫でるとうっとり嬉しそうに喉を鳴らし、名前を呼ぶと来てくれます。

このままでもいいのかもしれません。でもウンチをする度に痛がっているのが可哀想で、治せる方法があるのではと…諦めがつきません。

 

4月になりました。出逢ってから1年と4ヶ月。4.5kgまでいった体重は出逢った頃の小さなサンタちゃんに戻ってしまいました。

思い切って別の病院でも診てもらうことにしました。そして〝短結腸症〟という、健康な子の腸に比べて3分の1しかないことがわかりました。そして治らないとも…。

それでも出来ることはしようと、食事療法、投薬、サプリメント、通院はサンタちゃんの負担を考え回数を減らし、薬だけもらいに行き届けつつお父さんからサンタちゃんの様子を聞きました。

診察台から降りたがり、私の上に来てくれたサンタちゃん。

 

6月に入ると「最近サンタの耳が折れてきた」とお父さんから連絡がありました。

「これはこれで可愛いけどね。」

体重は2kg台になってしまいました。知人の家族だった猫ちゃんが、亡くなる前耳が折れてきたことを思い出しました。

 

 

もしかしたら、残された時間はもう少ないのかもしれません。

撫でると嬉しそうにするサンタちゃん。抱いてあげたいけれどすぐにウンチが出てしまうからあまり抱いてあげられないというお父さん。

オムツをすることを提案しました。

ごはんはもうなんでもあげると決めました。焼き魚でも茹でたお肉でも食べられるものならなんでも。それから数ヶ月。

2022.11.27

サンタちゃん永眠

 

「サンタのことで相談があります。明日時間はありますか?」

申し訳なさそうに、言いづらそうに話してくださいました。

前日ごはんを食べていたけれど、朝部屋に入ったら冷たくなっていたということを。

翌日、一晩うちでサンタちゃんをお預かりすることになりました。

たった数日会わなかっただけなのに、また小さくなったね…。治してあげられなくてごめんね。2年近くもがんばってくれてありがうね。

ここからはサンタちゃんの最期の姿になります。苦手な方はここで閉じていただけたらと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

「安楽死と火葬を」あれから2年近く

生きようとしたサンタちゃんと守ろうとしたお父さん。

 

 

本当のところキミはどこでいつ生まれたんだろう。何歳なのかな。どうやって生き延びてきたのかな。

お父さんの家の庭で見つけてもらってなければ、ボロボロのまま、お腹を空かせたまま、ひとりで冷たくなっていたんだよね、きっと…。

ずいぶん頑張らせてしまったけれど、この2年弱、幸せだったかな。

賢い子だったね。穏やかで懐っこかったね。病院の帰り道はキャリーの中で寝ていたね。堂々として格好いいところもあった。お花は白や黄色で明るくしようか。明るく。可愛くして送り出すよ。

 

お母さんが用意してくれたお花

サンタちゃんを家に迎え入れることに積極的ではなかったお母さんも、毎日の投薬など協力してくれ、サンタちゃんのためにお花を用意してくれました。

遺影は、出逢って3ヶ月弱の頃の男前なサンタちゃんを選びました。

お家から持ってきていただいた、サンタちゃんの最近のお気に入りフードは明日お弁当箱に詰めて持たせてあげよう。

 

ちいさなサンタ帽と赤い蝶ネクタイ

うちの猫たちお気に入りのオモチャのネズミも持って行ってね。

 

この日は暖かく、時々小雨がぱらぱらしていましたが、お父さんに見守られながらお空へ。

明るく送ろうと思っても涙は次から次へと溢れ出てきて箱ティッシュを持ったまま手を合わせることになりました。

寂しいことは変わりませんが、火葬をして見送ると諦めがつくというか、踏ん切りがつくというか…。ひとつ超えた感覚がありました。まだ信じられない気持ちもあるけれど、白くちいさくなったサンタちゃんは、もうお尻が痛くないし、お薬飲まなくていいし、通院もしなくていい、がんばらなくていいんだ。

それにきっと、サンタちゃんは寂しくないね。なんとなくそんな気がします。

 

看取ってあげられなかったことが悔やまれる。

もっと抱いてあげればよかった。もっと撫でてあげればよかった。

 

どんなに手を尽くしてもその時出来ることを全てしたはずでも、あとになると込み上げるものがあります。

でもあの子は、あの子たちは、いつだって今を懸命に生きているだけで、もっと単純なのだと思います。

私の知っているサンタちゃんならこう言っていると思います。

あの時助けてくれてありがとう。大好きだよ。

「ありがとう」「大好き」お互いに、こんなにわかりやすく相手を幸せにする言葉があるのだからしっかり伝えたい。

いつか後悔などよりこちらの感情が超える日がきっときます。心からそう思える日まではたくさん泣いたり悔やんだりしながらあの子の写真に話しかけるときは無理にでもひねり出そう。

同じときを生きてくれたキミに

ありがとう。大好きだよ。